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【保存版】Web制作の流れを徹底解説!初心者でもわかる7つのステップ

2024.10.01

Webサイトが出来上がるまでにどのような工程があるかご存知でしょうか?

「サイト制作を依頼したいけど、何から始めたらいいか分からない」
「全体の流れがイメージできず、スケジュールが組みづらい」

こんな不安や疑問を感じている方も多いはずです。

そこで今回は、Web制作の全プロセスを7つのステップに分けて、わかりやすく解説していきます。工程やポイントを知っておくとスムーズに制作を進められますので、ぜひ参考にご覧ください。

1.まずはWeb制作の土台作りから!プロジェクトを計画する

Web制作を成功させるために、しっかりとした計画を立てることから始めましょう。Web制作のプロジェクトの土台となる重要な要素をそれぞれ説明します。

1-1 Webサイトの目標設定

まずは、Webサイトを作る目的を明確にします。例えば、お問い合わせや商品購入の促進、ブランド認知度の向上など、具体的な目標を設定することで、制作の方向性が定まります。

Webサイトを変えたい理由として古くなってきたから変更したいというケースも多いですが、ただデザインを新しくするだけでは期待する効果は得られません。今のWebサイトでは何ができていないのか、何を達成したいのかを考えることが大切です。

Webサイト制作を進めていくと、社内で意見が対立したり、判断に迷ったりする場面が出てきます。そんなときに、最初に定めたWebサイトの目標に立ち返ることで、軸をブラさずに制作を進められます。

1-2 ターゲット設定(ペルソナ設定)

次に、誰に向けてWebサイトを作るのかを明確にします。年齢層、性別、職業、興味関心など、ターゲットユーザーの特性を詳細に分析しましょう。

ターゲットが設定されていると、デザインやコンテンツをより効果的に作成できるようになります。例えば、ターゲットが好むデザインを取り入れる、ターゲットが知りたい情報をコンテンツに盛り込むなど、ターゲットに寄り添ったWebサイトを制作できます。

1-3 予算・期間の設定

制作にかけられる予算と期間を明確にします。サイト公開日を設定することで、逆算してどのようなスケジュールを組んでいくべきか明確になります。

また、Web制作会社にも予算や公開予定日を伝えることで、予算内でできる範囲や具体的な制作スケジュールを相談しやすくなります。

2.分かりやすいWebサイトを作るための情報設計

Web制作は、オーダーメイドの家造りに似ています。両者とも、自身のニーズに合わせたカスタマイズが鍵となります。

家造りでは間取りや設備を決めるように、サイト制作でも必要なページや機能を慎重に選びます。例えば、問い合わせフォームやニュースなど、自社サイトに必要な要素を選ぶことが重要です。

ただし、家造りと同様、Web制作でも「あれも欲しい、これも必要」と欲張りすぎると、予算オーバーの原因になります。機能を追加するたびにコストが積み重なっていくため、本当に必要な要素を見極め、優先順位をつけることが大切です。

このように計画的に進めることで、効果的かつ予算内のWebサイトを作り上げることができます。

2-1 サイトマップの作成

サイトマップは、Webサイトの全体構造を俯瞰できる設計図です。トップページから各ページへの階層構造を明確にし、ユーザーの動線を考慮しながら作成します。

サイトマップを作成することで、サイト全体でどのようなページが必要か理解することができ、ページの漏れを防ぐことができます。また、ユーザーが知りたい情報を見つけやすいサイト設計になっているかを視覚的に確認できます。

無料でサイトマップを作るツールとしてcanvaがおすすめです。無料で使用できるテンプレートも充実していますので、サイトマップを自分で作成する場合はぜひ参考にしてください。

https://www.canva.com/ja_jp/graphs/site-maps/

2-2 ワイヤーフレームの作成

ワイヤーフレームは、各ページのレイアウトや要素の配置を簡略化して示した設計図です。家造りでいうところの間取り図になります。ユーザーが使いやすく、直感的に理解しやすい構造を目指します。

ワイヤーフレーム作成にあたって、まずはユーザーが求める情報やサイトで発信したい内容を洗い出し、優先順位をつけていきます。サイトに入れるべき情報を決めたら、関連性の高い情報をグループ化しましょう。その後、メニューやメインコンテンツなど、情報の優先順位をもとに各要素の最適な配置を検討します。ユーザーの目線にたち、分かりづらいところはないか、知りたい情報が網羅されているかを確認できたら、ワイヤーフレームの完成です。

3.魅力的なWebサイトにするために欠かせない!デザイン制作

サイトデザインは、企業に対するユーザーの印象を左右し、直感的に操作できるサイトかどうかに影響を与える重要な要素です。

ブランドイメージを適切に表現しつつ、使いやすさも考慮したデザインを目指しましょう。

3-1 デザインの基本ルール

色彩、ビジュアル、余白の使い方など、デザインの基本原則を押さえることが重要です。統一感のあるカラー選びや読みやすいフォントの選定、余白を適切に設けることで、洗練されたデザインを実現できます。

また、ユーザーの目線の動きを考慮し、重要な情報を目立たせる工夫も必要です。

3-2 ブランドらしさを表現するデザインのポイント

企業やサービスのブランドイメージに合わせたデザインを心がけましょう。

ウェブサイトは企業やサービスの顔となるものです。そのため、顧客に「どのようなブランドだと思われたいか」というブランドアイデンティティを考えながら構築することが重要です。

ロゴの効果的な配置やブランドカラーの活用、独自のイラストや写真の使用など、ブランドの個性を表現する要素を取り入れます。一貫したデザインを維持することで、ユーザーに対して、企業やサービスのブランドイメージを印象づけることができ、ブランドの存在感を高めることができます。

4.伝えたいことをカタチにするコンテンツ制作

魅力的なデザインと同様に、質の高いコンテンツはWebサイトの価値を大きく左右します。ターゲットユーザーに響くコンテンツを作成しましょう。

4-1 効果的に情報を伝えるためのコンテンツ計画

ターゲットユーザーのニーズや関心に合わせたコンテンツを洗い出し、ページに配置していきます。文章だけでなく、画像や動画などを効果的に組み合わせることで、ユーザーの興味を引き、情報を分かりやすく伝えることができます。

コンテンツの質を高めるためには、単に情報を羅列するだけでなく、ユーザーに共感され、行動を促すようなコンテンツ作りを意識する必要があります。

その際、ターゲットユーザーのペルソナ(年齢、性別、職業、趣味など)を設定すると、よりピンポイントなコンテンツを作成できます。ペルソナが抱える課題や疑問を考えることで、ターゲットユーザーが共感できるコンテンツテーマを書くことができます。

例えば、20代の女性をターゲットとする商品に、下記のようなペルソナを設定したとします。

  • 25歳女性
  • 会社員
  • 美容に興味がある(特に乾燥肌で悩んでいる)

このターゲットに対して、「乾燥肌対策」というテーマで記事を作成します。ペルソナが抱える「乾燥肌で悩んでいる」という課題に対して、「保湿効果の高い化粧品」という解決策を提供するコンテンツを作成することで、共感を呼ぶことができます。

4-2 SEO対策を意識したコンテンツ作成

Webサイトを公開しても、ユーザーの目に留まらなければ意味がありません。検索エンジンでの上位表示を目指し、SEO(検索エンジン最適化)を意識したコンテンツを作成することも重要です。

Webサイトで上位に表示させたいキーワードを選定し、見出しやサイト内の文章に自然に盛り込んでいくことがポイントです。

ただし、SEOを意識しすぎるあまり、文章が分かりづらい、不要なコンテンツが多いといった事態にならないよう注意が必要です。SEOのためだけではなく、ユーザーにとって価値のある質の高いコンテンツを提供することが最も大切です。

5.Webサイトを実装する!コーディングとテスト

デザインやコンテンツが決まったら、いよいよWebサイトを形にしていきます。

5-1 コーディングとシステム開発

HTML、CSS、JavaScriptなどの技術を用いて、デザインを再現するコーディングを行います。

このとき、必要に応じてワードプレスと呼ばれるCMSの導入やデータベースの構築など、システム面の開発も行います。例えば、「HTMLなどのWeb言語は分からないけれど、自分でブログ記事をアップしたい」という場合には、ワードプレスを使用してブログ機能を追加することで、簡単に記事更新ができるようになります。5.2 レスポンシブデザインの実装

スマートフォンやタブレットなど、多様な端末でWebサイトを適切に表示させることを、レスポンシブデザインと言います。画面サイズに応じてレイアウトが変化し、どの端末でも快適に閲覧できるようにします。

5-2 テストと修正

開発が完了したら、様々な環境でテストを実施します。

下記、基本的なチェック項目です。

  • Google ChromeやSafariなどブラウザごとの表示確認
  • 異なるデバイスでの見え方の確認
  • リンクの動作確認
  • フォームの送信テスト

サイト公開後に問題が発生しないよう、テストで発見された不具合の修正とチェックを繰り返し行います。

6.公開前のチェックとWebサイト運用

Webサイトの公開に向けた最終確認と、公開後のサイト運用について説明します。

6-1 公開前の最終チェック

サイトの公開前には、細心の注意を払って最終チェックを行います。すべてのページの表示確認、リンクの動作確認、フォームの機能テスト、セキュリティチェックなどを実施します。また、コンテンツの誤字脱字や情報の正確性も再度確認します。

一人で行うのではなく、複数人でさまざまな視点から確認をすることが大切です。

6-2 サイトの定期的なメンテナンス

Webサイトは、一度公開すれば終わりではありません。セキュリティの脆弱性対策のため、公開後も、定期的なメンテナンスが必要です。セキュリティアップデート、コンテンツの更新、バックアップの取得などを計画的に行います。

ユーザーからのフィードバックは、サイトを改善する貴重な情報です。サイト訪問者へのアンケートや問い合わせ内容などを参考に、ユーザーの利便性向上やコンテンツの見直しに努めましょう。

6-3 アクセス解析と改善施策の実行

Google アナリティクスなどのツールを使用して、サイトのアクセス状況を分析します。訪問者数、滞在時間、離脱率などの指標を確認し、ユーザーの行動を把握します。また、ヒートマップを使用して、どのコンテンツが見られているか確認することも重要です。

分析結果に基づいて、コンテンツの改善やユーザビリティの向上など、継続的に改善施策を検討・実施して、よりよいサイトに育てていきます。

Web制作を成功に導くためのポイント

最後に、Web制作を成功させるための重要なポイントをまとめます。

各ステップの重要ポイントをおさらい

下記の流れとポイントを押さえてWeb制作を行いましょう。

  1. サイト制作の目標設定とターゲット分析
  2. 分かりやすい情報設計とサイト構造
  3. ブランドイメージを反映したデザイン
  4. ペルソナとSEOを意識したコンテンツ作成
  5. コーディングとテスト
  6. サイト公開と継続的な分析・改善

初めてのWeb制作でつまずきやすいポイントと対策

初めてWeb制作をする場合につまずきやすいポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • スケジュール管理ができていない
    Web制作の流れを理解し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
  • コミュニケーション不足による認識のズレ
    Web制作に関わる方々と頻繁に情報共有・進捗確認を行い、認識のズレが生じないように意識します。
  • 技術力不足により問題に対処できない
    難しい技術的な課題が発生した場合は、早めに専門家に相談し、解決策を見つけましょう。
  • 過度にSEOを意識してしまう
    SEOを意識しすぎるとユーザーへ伝えたいことが分かりづらくなることがあります。ユーザーが使いやすいコンテンツや構造を優先しつつ、SEOにも考慮するようにしましょう

Web制作のスケジュールや各工程におけるポイントを把握できていないと、上記のような課題に直面しやすくなります。事前に綿密な情報収集と準備を行い、必要に応じて専門家にアドバイスを求めることをおすすめします。

まとめ

Web制作は複雑で多岐にわたるプロセスですが、各ステップを丁寧に進めていくことで、魅力的で効果的なWebサイトを作ることができます。初心者の方も、この7つのステップを参考にしながら、自信を持ってWeb制作に挑戦してみてください。

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